今回のテーマは、織田信長の好物について!
信長と言えば、「魔王」とか「大うつけ」とか、ヤバい雰囲気が漂っていますよね?
なのに、酒が飲めず下戸だったとか、甘党だったとか、今で言うスイーツ男子的な噂まで…
一体、どんな食べ物を食べてたんだ?なーんてどうしても気になってしまうところ。
そこで今回は、織田信長の好物って何?ということで、信長の好きな食べ物を6つご紹介します!
ヨシ
3分ほどで、サクッと読めるかと思います。
どうぞ、最後までお付き合いください。
信長の好物!常食していた食べ物3つ
ではでは、まずは!
織田信長が常食していた、大好物の食べ物を3つご紹介します。
干し柿
織田信長の好物といえば、1番に思いつくのが干し柿ではないでしょうか?
自領の美濃(岐阜県)の名産だったからでしょうか?甘い物が好きだったせいでしょうか?
とにかく、信長は干し柿にメロメロだったようです。
あまりに好きすぎて、人にもあげまくっていたようです(笑)
ルイス・フロイスの「日本史」によれば…
フロイスが京都で信長に謁見した時「美濃の干した無花果(いちじく)」を1箱もらったそうです。
また、ヴァリニャーノという司祭にも「干し無花果に似た果物」箱を自ら手渡した!なんて記録が残っています。
柿のないポルトガル人からは、干し柿が干した無花果に見えたようですね。
他にも、真鍋貞成に両手で持てないほどの干し柿を与えたとか、戦功を立てた村井長頼に南蛮傘と干し柿5つを与えたなんて記録も残っています。
湯漬け
そして、信長の好物で、次に思いつきそうなのが湯漬けでしょうか。
戦の前に「湯漬けを持てーっ」なんてシーン、ドラマなんかでも再現されてますよね?
あれじつは、本当の話!
信長は、戦の前などに、好んで玄米の湯漬けを食べたそうです。
素早く食べられて、素早くエネルギーに変わって、しかも腹持ちが良い!
合理的な信長らしい発想ですよね?
かと言って、この時代の湯漬けは、ファーストフードとか勝負メシ的なものではなく。
れっきとした、饗応膳!もてなしの食事だったそうです。
焼き味噌
この湯漬けのお供に、信長が好んで食べていたのが焼き味噌です!
この時代の湯漬けは、江戸時代以降のように白米にお茶ではなく、玄米にお湯をかけたもの。
ただ、脇に刻んだお新香など、少し味の濃いおかず的な物を一緒に添えました。
信長の湯漬けには、いつも尾張の郷土料理の焼き味噌添えられていたそうです。
とくに信長が好んだのは、味噌にすりおろした生姜と刻んだネギを入れて焼き上げたレシピだったんだとか。
これね、自分で実際試したことありますが、今でも充分めちゃウマでした!
信長のお気に入りスイーツ3つ
さてさてお次は!
甘党で有名な信長の、好物だったスイーツを3種ご紹介します。
コンフェート(金平糖)
「耶蘇会士日本通信」によれば、1569年ルイス・フロイスがポルトガルの砂糖菓子「コンフェイト」を、織田信長に献上した記録があります。
この「コンフェイト」が訛って、「金平糖」になった訳ですね。
当時の「金平糖」は、胡麻を核にした、今の物より作りの粗い白い砂糖の塊だったようです。
でも、甘い物好きな信長は、この「金平糖」をめちゃくちゃ気に入って、何度も取り寄せたそうです。
ビスコート(ビスケット)
織田信長は、初めてパンを食べた日本人とも言われています。
持ち込んだのは、もちろんポルトガル人の宣教師達です。
ただ、パンと言っても、今のように発酵したフワフワのパンではなく。
航海用の保存食で、「ビスコート」と呼ばれる固くて甘いパンだったそうです。
今で言う「ビスケット」とか「ビスコッティ」ですね。
甘党の信長は、これもいたく気に入って大阪や堺の商人から、何度も取り寄せていたそうです。
ふりもみこがし(麦こがし)
そして最後に、信長の大好物だった国産スイーツが「ふりもみこがし」。
麦や米、そば粉などを炒って、蜂蜜で練り固めただけのシンプルなスイーツです。
松平家忠の「家忠日記」によれば、徳川家康をもてなすために、信長が自ら「ふりもみこがし」を作ったそうです。
シンプルなお菓子とはいえ、自ら作るなんて相当食べつけてるって事ですね(笑)
まとめ
さてさて「織田信長の好物って何?信長の好きな食べ物6選」いかがでしたでしょうか?
こうして見てくると、信長の好みって…
甘い物と食べつけてるもの、南蛮渡来の新しい味と、自分が生まれ育った味!
っという感じが、ミックスしているようですね?
自分軸をしっかり持ちながら、新しい物にどんどんトライして行く!
好きな食べ物にも、そんな信長の性格が出ているんですね(笑)
信長の甘党や新しい物好きは本当!
でも塩辛いものや、食べつけている郷土の食べ物も好物だった!