さまざまな起業の現場を見ていると、つくづく感じる事があります。
それは、起業には絶対に外してはいけない『コツ』や『ポイント』があるって事!
ある起業家は、次から次へと事業を立ち上げ、どんどん軌道に乗せて行く。
その一方で、何度チャレンジしても、ビジネスが全て失敗に終わる人達もたくさんいる訳です。
この差って、何なんでしょう?
ヨシ
この記事では、その辺りについて簡単にまとめてみました。
ではでは、さっそく見てみましょう!
起業のコツって何だ?
まずは、ズバリ結論から言っちゃいますと・・・
起業の1番のコツは、『起業』と『経営』を徹底的に区別する事。
そして、事業の段階に合わせたリソースだけを使う事。
例えば、「起業」の際に、多くの人を雇おうとしたり、借金したりするケースって多いですよね?
こういったケースは、けっこうな確率で失敗します!
なぜなら、「ヒト」や「カネ」は、『経営』用のリソースだから。
『起業』の際には、『起業』用のリソースだけを使う!
この辺が、絶対に外せない起業のコツになるかと思います。
そして、『事業の段階』に合わせたリソースだけを上手に使うことが、起業を成功に導くポイント!
起業を成功に導くポイントって?
事業にはザックリ分けると、3つの段階があります!
- 起業段階
- 経営段階
- 独占・買収段階
起業を考えている方なら、この辺の事はもうご存知ですよね?
もう少しだけ詳しく解説すると、こんな感じになるでしょうか…
事業の段階とリソースの関係
独立して、会社を設立し事業を始める段階
人を雇い、組織化して行く段階
事業が大きく育ち、市場を独占、競合を買収する段階
じつは!
その各ステップごとに、投資できるリソースに見えない制限があるようなのです。
そして、むやみにその制限を超えると、事業が破綻する!
そんな風に考えると、分かりやすいかもしれません。
ザックリ言うと、こんな感じ・・・。
「技術」「時間」
「ヒト」「モノ」「カネ」
「多額の資金」
例えば、起業段階の小さな器に入るのは、「技術」と「時間」だけ。
それ以外の物を入れようとすると、溢れて破綻してしまいます。
事業が軌道に乗って、経営段階に入ると器が育って来ます。
そうなると、ようやく「ヒト」「モノ」「カネ」という一段上のリソースを注げるようになります。
そしてさらに事業が大きく育つと、買収などの「多額の資金」を突っ込んでも、溢れなくなる訳ですね。
事業段階を徹底的に区別すると見えるもの
こんな感じで見てくると、何となくハッキリ見えて来ましたよね?
起業に失敗していた人の多くは、起業段階の小さな器に無理やり「ヒト」「モノ」「カネ」「多額の資金」など、別の段階のリソースを投入してしまっていたんですね?
つまり、『起業』や『経営』や『買収』がゴチャ混ぜになっていた訳です。
逆に、事業を次から次へと成功させる人は、この辺を徹底的に区別出来ていた。
結果、起業のリソースである「技術」と「時間」だけを投資して、事業を軌道に乗せていたという事。
この部分が腹落ちすると、見える景色がガラッと変わると思います!
例えば、誰かが起業するという話を聞いたとします。
「小さな会社を買い取って、起業しようと思うんだけど、どう思う?」なんて。
この話は、絶対ヤバイですよね?
だって、「起業」と「買収」がゴチャ混ぜになっていますから。
買収する会社の内容を聞く前に、自動的に危ない!と分かる訳です。
冒頭の例はいかがでしょうか?
「起業」の際に、誰かを雇おうとしたり、借金したりするケース!
コレも、誰を雇うか、どうして借金するのか、理由に関係なく自動的に危ない!っとなる訳です。
なぜなら、「起業」と「経営」がゴチャ混ぜになっていますから。
まとめ
さてさて、少し長くなったので、この辺でまとめます。
起業のコツは、事業の段階を徹底的に区別する事!
そして、「起業」を成功させるポイントは、「技術」と「時間」だけで始める方法を考え抜く事!
「起業」「経営」「買収」をしっかり分けて考えよう!
起業の段階で注ぎ込んで良いのは「技術」と「時間」
「時間」は有限なので、「技術」を極限まで高める事が、起業の鉄則かも?