仕事でSNSを使っていると、こんな風に感じることってないですか?
「反応がない!」「何だかむなしい。」
本やネット、セミナーなんかで、しっかりノウハウ身につけたはずなのに・・・。
「どこが、おかしいんだ?」
「何か、根本的に間違っているんじゃないか?」
そんな時にピッタリな本が、『SNSで儲けようと思ってないですよね?(福田淳:著)』
SNS運用でよくある間違いを、ガッツリ気づかせて軌道修正してくれます!
ヨシ
ノウハウ集や辞書的な本でなく
考え方を変えてくれるタイプの本です!
1番のポイントをネタバレ気味に
ではでは!
さっそく、この本の1番のポイントをネタバレ気味に抜き出すと・・・
ソーシャルメディアが、威力を発揮する使い方とは?
「宣伝広告」としてではなく、「ブランディング」として使うこと!
ではでは「ブランディング」って何?っていうと・・・
ユーザーファーストの理念で、「他にはない」「いいもの」「いいコンテンツ」を作り続ける姿勢!
もっと平たく言えば・・・
SNSを、単に広く浅く拡散するための宣伝ツールと考えるのではなく。
「本当にいいもの」を作り続けて、それを「楽しく」伝えるためのツールとして使いましょう!
・・・ってこと!
読了後のザックリとした感想!
読み終わった後の感想を言わせてもらうと・・・
SNS運営について、ぼんやり見えていた部分を、ハッキリ見せてくれますね。
SNSって、みんなが交流したり、思い思いの事をつぶやいたり、「趣味」や「好きなこと」を追求したりする「楽しみの場」ですよね?
ハッキリ言えば、そんな場で「宣伝」するなんてご法度です!
でも、マーケティングに関わっていると、どうしてもSNSを「宣伝広告」のツールととらえがちになってしまう。
その結果、周りが楽しんでいる中に、宣伝文句だけを一方的に発信する!
そんな、イタいアカウントになってしまう訳です。
そんな風にしてまうのじゃなく、もっとこう「好きなこと」と「仕事」を一致させて。
「好きなこと」=「楽しさ」=「いいコンテンツ」=「仕事」=「SNS」が一直線上に並んだ時。
SNSが威力と破壊力を100%発揮する!って事なんですね。
口コミや評判の内容をチェックすると、「ノウハウがない」「内容が薄い」なんてコメントもあるようです!
確かに、SNS運用時の細かいノウハウのようなものは、一切書かれていません。
でも、そんなのは、ネットで検索すれば、簡単に拾えますよね?
そんなものよりも!
単なるSNSの運用方法ではなく、これからの時代に合った「働き方」や「生き方」、ヒットを生み出す「考え方」を語って、目からウロコを落としてしまう。
その辺が、この本の良いところでは?
マーケターやSNSの担当者はもちろん、起業家や経営者、働き方を考えている人なんかには、かなり役立つのではないでしょうか?
あらすじをサクッと要約
ヨシ
ではでは!
この辺であらすじをサクッと要約しておきます。
グーグルの検索は、もはや必要ない
- 世の中はパソコン時代からからスマホ時代へ
- テレビの代わりに、ユーチューブやニコニコ動画
- 雑誌の代わりに、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム
- 情報収集もGoogleからSNSにシフトしつつある
- ユーザーはうわっ面の情報ではなく、SNSのリアルな裏情報を求めている
- ただし、SNSを使っても上手く行くとは限らない
- SNSを使う前に、コンテンツのブランディングを考えるべき
- ブランディングとは、ユーザーファーストの理念を持って、ただただ「いいもの」「いいコンテンツ」にこだわること
儲けを考えない。すると、儲かる時代
- 経済のしくみは「自分ファースト」ではなく「ペイ・フォワード」
- 「ユーザーファースト」の視点は、みんなでいいことをするというSNSの特性にピッタリ
- 社会の問題点を解決する、ソーシャルデザイン的なビジネスを展開すべき
- SNSユーザーは、自分だけ豊かでも、他の人全員が貧しかったら豊かじゃないと気づき始めている
SNSヒットのネタは、こう探す
- 「好き」と「やりたい」を統一しよう
- 「土日」の自分で「月~金」も過ごそう
- SNS を有効活用したりブランディング力をつけるには、自分の「好き」や「興味」「関心」を深掘りする
- 自分の「好き」に常に敏感でいることが最良のマーケティング
- ネット情報はすべて二次情報なので、「街」に出て一次情報をゲット
- 「街」で「自分で」拾い上げた情報を整理しアウトプットする力を身につける
- 「ググっても出てこないもの」「本当にいいもの」をどう見つけいかに伝えていくか
- 外に出て人に会い、夜遊びもする→素振り&打席に立つこと
SNSの「バズらせ方」
- 今若者はスマホの画面の前にいる
- ソーシャルメディア時代においては、人こそが「メディア」であり「コンテンツ」
- 広く浅くではなく狭く深く
- ライブラリーよりもライブ
- アメリカの10代に「セレブは誰?」とアンケートしたら、トップ5がユーチューバー
- 「バイラル CM」 や「人をメディアにする」方向にアメリカではシフトしている
- 「Web 動画」をバズらせる、トランプのような「ソーシャルスター」etc.
- 中の人の素性を見せる
- 今はない要素を探す
- ただ「全く新しいオリジナルのアイディア」は難しいので、組み合わせを考える
最後に一言だけ&まとめ
っとこんな感じで、著者の福田さんの「仕事観」や「人生観」が簡単な言葉でまとめられています。
SNSをバズらせたいなら、まずはコンテンツに徹底的にこだわらなきゃね!
その前に、そもそも「働き方」や「生き方」を、「いいもの」や「好きなこと」に一致させなきゃね!
仕事とプライベートで、心を着替えているようじゃ、まだまだダメだね!
株式会社ソニー・デジタルエンタテイメントの創業社長でもある著者の、本物らしいシンプルなメッセージ。
しっかり、受け取れる本だと思います!
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