今回は、筋トレをやりすぎると、活性酸素で老化する?なんてお話!
先日、筋トレとアンチエイジングについての記事を書きました。
「筋トレのアンチエイジング効果が、スゴい!」なんてお話です。
この記事を投稿したところ、こんな指摘がありました!
「激しい筋トレは、老化する」なんて説もあるよ!
むむっ!
確かに聞いたことありますね。
一体、どっちが本当なんだ?
そこで今回は!
激しい筋トレをやりすぎると、活性酸素で老化するって本当?なんてお話。
論文など最新の研究データを元に、簡単にまとめてみました!
ヨシ
3分ほどで、サクッと読めると思います!
どうぞ、最後までお付き合いください。
激しい筋トレなどの運動と活性酸素
ではでは、さっそく!
「激しい筋トレをやりすぎると、活性酸素で老化するって本当?」というお話ですが。
ズバリ、結論から言ってしまうと、じつはコレ本当なんです!
1994年に、運動と活性酸素についての論文が発表されています。
実験によると、どんな運動でも、体内にけっこうな量の活性酸素が発生し。
過酸化脂質や酸化蛋白が増加し、それが老化の原因になり得るということ!
通行人
えっ?
それじゃあ、筋トレが老化防止になるって嘘なの?
いえいえ!
じつは、論文にはまだ続きがあるんです。
ヨシ
※参考 論文(PDF外部ファイル)
運動と活性酸素
適度な筋トレでは、活性酸素で逆に体が若返る!
活性酸素が急激に増えた体は、その毒素に対抗しようと防御体制をとります。
活性酸素に傷つけられ老化した体を、修復し若返らせる反応が起こる訳ですね。
その結果!
運動前よりかえって、体のあちこちが良くなります。
つまり、適度な筋トレでは、活性酸素で逆に体が若返る!なんてことになる訳です!
要は、多少の毒は、刺激になって体に良い!ってことですね。
そんな体の反応は、『抗酸化・防御機能』なんて呼ばれています。
激しい筋トレは体を老化させてしまう!
ただし!
激しい運動で、活性酸素が増えまくると、もう無理です。
体の抗酸化・防御機能は、完全にオーバーヒート!
防御や修復が間に合わず、体のあちこちがほころび、筋肉なども炎症を起こしたままになってしまいます。
さらに、血管が固くなったり、ケガが治りにくくなったり、免疫が下がってしまったり。
増えすぎた過酸化脂質や酸化蛋白、酸化DNAは、糖尿病や動脈硬化の原因になったり…。
コレって、完全に老化ですよね?
さらに!
ハーバード大学卒業生を対象とした調査では、激しい運動が健康寿命が縮めるなんて結果も。
この辺のデータは、2014年の論文で発表されています。
ヨシ
いやー、身につまされますねー。
運動は諸刃の剣!ということを意識すること。
そして、くれぐれもオーバーワークにならないように、トレーニングすることが大切!って事ですね?
※参考 論文(PDF外部ファイル)
運動と酸化ストレス―活性酸素と抗酸化防御のバランスの重要性―
まとめ
さてさて、少し長くなったのでこの辺でまとめます!
筋トレをすると、大量の活性酸素が出来てしまう。
体の抗酸化・防御機能が、対抗してくれる。
適度な運動では、活性酸素で逆に体が若返る!
筋トレが激しすぎて許容量を超えると、活性酸素で老化してしまう!
筋トレには、やっぱりアンチエイジング効果がある!
でも、激しい筋トレをやり過ぎると、活性酸素が多くなりすぎて老化してしまう。