少し前のことになるでしょうか?
「凡人が、天才を殺すことがある理由。」というブログ記事が、かなり話題になりました。
この記事!
タイトルもかなり衝撃的ですが、内容がまたメチャクチャ興味深いんですよねー。
その後!
書籍化されて、大ヒットしているとのことなので…
『天才を殺す凡人(北野唯我:著)』さっそくゲットして、読んでみましたー。
ヨシ
ヘビーなタイトルですが
なるほど!っという感じで、色んな事が腹落ちします!
1番のポイントをネタバレ気味に
ではでは!
さっそくこの本の1番のポイントをネタバレ気味に抜き出すと・・・
組織が伸び続けるためには、『創って』『整えて』『広げる』という3つの役割が上手く噛み合わなければならない。
この3つの役割を果たすのが、創造者(天才)、再現者(秀才)、共感者(凡人)の三者なのですが・・・
この三者、考え方に溝があって、いがみ合うケースが多い訳です。
天才は、秀才に興味を持たず。
秀才は、凡人を見下し。
凡人は、天才を排斥し殺してしまう。
この三者が、お互いの才能を理解し合い、それぞれの才能を開花させるにはどうしたら良いのか?
そんな内容のテーマが、とっつきやすい物語形式で展開していきます!
読了後のザックリとした感想!
読み終わった後の感想を言わせてもらうと・・・
いやー、色んな意味で目からウロコですねー。
この本、副題は「職場の人間関係に悩む、すべての人へ」なんですが。
読んだら、ホント職場の人間関係の見え方が変わると思います!
簡単に言っちゃえば、「無い物ねだり」や「嫉妬」のような「くだらない悩み」は捨てて「自分の才能に覚醒」しよう!って事なんですが。
コレって、言うのは簡単ですが、相当難しいことですよね?
でも、この本は「見たくない部分」とか「知りたくない事」とかに、ズバズバ切り込んで来て。
人間模様を丸見えにして、全てを気付かせてしまう感じ!
読みながら…
『おー、なるほど!』
『そういうことか?』
なーんて、なる人多いと思います!
あらすじをサクッと要約
ヨシ
ではでは!
この辺であらすじを、目次にそってサクッと要約しておきます。
まえがき
- 働いていて「悔しい」と思ってしまう理由は、才能が発揮できていないから
- この本は、才能をビジネスで必要な3種類に絞って、才能を活かす方法解き明かす
- 「天才」「秀才」「凡人」は、特定の誰かではなく、自分の中にも存在する
ステージ1 才能って何だろう
- 人は完璧さや強みで愛されるのでなく、 バカさや弱みで愛される
- 人が悩む理由は、コントロールできないことを無理にしようとすること
- 人が一番コントロールできないものは、自分の才能
- 人の才能は「天才=創造性」「秀才=再現性」「凡人=共感性」の3種類ある
- 三者は考え方の軸が違うので、ぶつかり合ってしまう
- 天才は秀才に興味を持たず、秀才は凡人を見下し、凡人は天才を排斥し殺す
- 経営は「アート=芸術」と「サイエンス=科学」と「クラフト=モノづくり」である
- 人生は配られた「カード=才能」で勝負するしかない
- 自分の配られたカードを理解し、恐れずに使ってみる
ステージ2 相反する才能
- 中には、二つの才能を掛け合わせた人物がいる
- エリートスーパーマン=天才と秀才の橋渡し=創造性もあり再現性もある
- 最強の実行者=秀才と凡人の橋渡し= 再現性もあり共感性もある
- 病める天才=天才と凡人の橋渡し=創造性もあり共感性もある
- 凡人は「私」「あなた」「私たち」など「人」や「気持ち」を軸に物を考える
- 秀才は「知識」や「善悪」など「組織」や「ルール」を 軸に物を考える
- 天才は世界は何でできているのか、人はどう認知するのか「存在」や「認知」など「世界」や「宇宙」を 軸に物を考える
- 凡人が天才や秀才を動かす鍵は「あなたならどう考える?」というキラーワード
- 天才を嫉妬する秀才も、サイレントキラーとなって天才を殺す
- ただし、再現性のない天才にとって、秀才は絶対に必要な存在
- 秀才がコンプレックスを乗り越えているかどうかが、組織拡大の鍵
ステージ3 武器を選び、戦え
- 死を選ぶ天才と幸せに生き抜く天才の違いは「共感の神」という理解者がいるかどうか
- 「天才」は「共感の神」に支えられ創造し、「エリートスーパーマン」と「秀才」が再現しルール化して、「最強の実行者」 と「凡人」によって共感され拡散され、世界は進んでいく
- 凡人の最強の武器は「自らの言葉」
- 三つの才能には、それぞれ相性のいい武器がある
- 創造性と相性のいい武器:アート、起業、エンジニアリング、文学、音楽、エンターテイメント
- 再現性と相性のいい武器:サイエンス、組織、ルール、マネジメント、数字、編集、書面、法律
- 共感性と相性のいい武器:言葉、マーケティング、 SNS、 写真、対話、地域
- 状況に応じて、才能と武器を使い分ければいい
- 三つの才能は、それぞれの人の中に眠っているが、ストッパーが付いている
- 天才とは、自分の武器を手にして、自分の中のストッパーを外した人間
- 才能があるかないかより、ストッパーとなる存在を取り除くことの方がはるかに大切
- それぞれの才能をどんどん開花させ、次は教える側に回って行こう
解説
- どの仕事にも「作って」「整えて」「広げる」というフェーズがある
- 誰の中にも「天才」が存在する
- でも、日本では「新しいこと」や「人と違ったこと」をする人は攻撃される
- 学校教育自体が「再現性」と「共感性」をベースに学ぶ場所であることも一因
あとがき
- この本を書いた理由は、人の可能性を阻害するものに憤りを感じるから
- 誰かが新しいことにチャレンジするときに、足を引っ張ったりする人や物に対して猛烈な怒りを感じる
- この本も、これから書く本も「全てのプロセスにいる、今挑戦しようとしている人に捧げる本」 です
最後に一言だけ&まとめ
いやー、素晴らしいですねー。
ボクの中では、人間って全員何かしらの「天才」だと思ってるんですね。
人として生まれたからには、全員がそれぞれの「天才」を爆発させるべきだと思うんです!
自分の中のストッパーを外して、周りに居るストッパーの存在を排除して。
リミッターが解除された時、きっとそれぞれの「天才」が覚醒するんじゃないか?
なーんて!
この本を読んで、ますますそんな確信が強まった気がします
( ̄∇ ̄+) キラーンッ
興味がある方は、一度口コミや評判の内容をチェックしてみては?
その他の読書レビュー一覧はこちら↓