先日、法事で親戚が集まりました。
その時に話題になったのが、またまたご先祖さんの風魔一族のお話!
親戚
うちの親戚って、家紋が何種類かあるだろ?
あれ、何でだ?
えっ?そうなの?
みんな同じかと思ってた。
ヨシ
親戚
違うんだよ!
橘紋使ってたり…
橘紋?
あー、それなら裏紋かも?
ヨシ
親戚
裏紋?何だソレ?
ちょっと知ってる情報、出し合おうぜ!
っという事で、今回は!
風魔の家紋と姓(苗字)って何だ?なーんてお話!
3分ほどで読めちゃうと思います。
どうぞ、最後までお付き合いくださーい!
風魔の家紋って何だ?
さてさて、まずは風魔の家紋は何だ?なんてお話。
これは、ズバリ言っちゃうと、この抱き柏紋です!
以前に、風魔小太郎の正体が、日暮小太夫(ひぐらしこだゆう)という歌説経師だったというお話をしたと思います。
じつは、その小太夫の芝居小屋の様子が、四条河原風俗図という絵画に描かれているのですが…
そこに、ガッツリ抱き柏紋が、掲げられています!
黒川古文化研究所蔵『四条河原風俗図』の「もっとも東にある人形座は櫓幕に日暮小太夫と記す。説経の太夫で紋はここにある抱き柏である。」
※参考
富士見と富士見坂(5)の2 日暮里と足利将軍の後裔―近世から近代へ(2)
風魔の裏紋と姓(苗字)の変遷は?
次に、風魔の裏紋について!
これも、ズバリ言ってしまうと、橘紋、月星紋、九曜紋です。
この辺りは、風魔の姓(苗字)の変遷を見て行くと、分かりやすいかと思います。
風魔の姓を遡って行くと…
下総日暮氏→下総高城氏→千葉氏→平氏となって行きます。
下総高城氏が使っていたのが、橘紋。
高城氏と千葉氏が使っていたのが、月星紋。
そして、千葉氏と平氏が使っていたのが、九曜紋という事になります。
抱き柏門のルーツは?
親戚
おー、なるほどね。
たださ、抱き柏はどこから出てきたんだ?
うん、もう少しだけ続きがあって…
ヨシ
平将門の母系を遡ると…
県犬養氏→阿波忌部氏といった感じで、四国の忌部氏に辿り着きます。
そして、忌部の祖神である天石門別神(あまのいわとわけしん)と八倉比賣(やぐらひめ)を祀る神社の神紋が…
じつは、抱き柏門なんです!
※参考
八倉比賣神社 (徳島市)
まとめ
さてさて、少し長くなったので、この辺でまとめます!
抱き柏紋
橘紋、月星紋、九曜紋
阿波忌部→県犬養→平→千葉→高城→日暮
天石門別八倉比売神社
今回は、家紋と裏紋、姓の関係から、風魔のルーツを遡ってみました。
また別の機会に、四国よりさらに前のルーツについてまとめてみたいと思います!