リーダーシップって、仕事に関わっている人なら、多分誰もが一度は聞いたことある言葉ですよね?
でも、いざ仕事でリーダーシップを発揮しよう!とか思うと、どうして良いか分からない(汗)
それなら勉強しよう!と思うと、今度は色んな人が色んな事言ってて、どこから手をつけて良いか分からない…
そんな時の足がかりになりそうなのが、じつはPM理論とSL理論!
ボクの場合、こういう「理論」だとか「屁理屈」みたいなの、あんまり好きじゃないんですね。
それで、PM理論とSL理論をスルーして、良さそうな本を片っ端から読んだのですが、コレがけっこう時間のムダ!
あとから考えたら「ココだけおさえておけば十分じゃん!」みたいに。
そこでそこで、この記事では!
皆さんにそんなムダを省いていただけるよう、PM理論とSL理論について簡単にまとめました!
ヨシ
4分ほどでサクッと読めると思います!
どうぞ、最後までお付き合いください。
リーダーシップは才能や資質じゃない!
さてさてまずは、そもそもリーダーシップとは?なんてお話!
リーダーシップって、簡単に言うと、ある集団の心を一つの方向にまとめることですよね?
はじめに、何かしらのビジョンや方向性を示して、周りを巻き込む!
そして、周りの人々の意識を徐々に変えて、一つの方向に向かうように働きかけること。
「ビジョンを示す?」「周りを巻き込む?」
「いやいや、自分にはそんな大それた才能も資質もないよ!」
たいていの人が、そんな風に感じてしまうのではないでしょうか?
もちろん、ボクもその一人です(笑)
でも、安心してください!
でリーダーシップは、才能や資質じゃなく行動で決まる!
でっというのが、PM理論とSL理論の良いところなんです。
PM理論とSL理論の違いは?
ではでは、そんなPM理論とSL理論、一番の違いは何なのでしょう?
これは、ものすごく簡単に言っちゃうと…
「リーダーの2つの能力を伸ばして行きましょう」というのがPM理論!
そして「部下の状況に応じて、柔軟にやり方を変えましょう」というのがSL理論!
この辺を頭に入れながら、それぞれ見ていきましょう!
ヨシ
まずは!
PM理論から行ってみようー。
PM理論とは?
PM理論とは、心理学博士の三隅二不二(みすみしゅうじ)さんが唱えたリーダーシップ理論。
PMだの理論だの言われると、難しそうに感じますが、内容はいたってシンプル。
リーダーシップは、才能や資質じゃなく、「目標の達成」と「チームワークを作って集団を維持する」という2つの行動で決まる!
- P=目標達成行動(Performance function)
- M=集団維持行動(Maintenance function)
2つの行動のそれぞれの頭文字をとって、PMとなる訳ですね。
PM理論では、これら2つの行動の強弱で、リーダーシップの良し悪しが決まるとされています。
PM型
目標達成行動P、集団維持行動Mともに強いリーダーのタイプ。
キッチリ結果を出しながらも、部下の気持ちをしっかりケアして、チームワークを作り上げられる最も理想的なリーダー。
世間でデキる!っと言われるリーダーは、このタイプですね。
pM型
目標達成行動Pが弱く、集団維持行動Mが強いリーダーのタイプ。
チームワーク作りは上手いが、結果が出ないリーダー。
俗に言う「良い人なんだけどね・・・。」というタイプですね。
面倒見が良く、部下からも慕われる傾向にあるので、あと一歩!といったところでしょうか。
Pm型
目標達成行動Pは強いが、集団維持行動Mは弱いリーダーのタイプ。
結果は出す事が出来るが、部下のケアやチームワーク作りが下手なリーダー。
俗に言う、「デキるけど人望ないよね?」というタイプですね。
数字は出ますが、チームに不平不満が多かったり、退職者が出たりします。
pm型
目標達成行動Pが弱く、集団維持行動Mも弱いリーダーのタイプ。
結果も出せず、チームワーク作りも出来ないリーダー。
リーダーとしては、「ダメダメじゃん!」と言われてしまうタイプです。
◇
正直、ボクもここからスタートして、PM型目指して這い上がっている最中です!
ヨシ
ではでは、次はSL理論!
SL理論とは?
SL理論とは、アメリカのP. ハーシーとK. ブランチャードが唱えたリーダーシップ理論。
唯一普遍的なリーダーシップというものは、存在しない!
部下の成熟度によって、リーダーシップのスタイルを変えるのが理想的!
状況に合わせたリーダーシップ=Situational Leadership
この頭文字をとって、SL理論となる訳ですね。
SL理論では、部下の成熟度を4つの段階に分けて、それぞれに合わせたリーダーシップ・スタイルを採るのが理想とされています。
教示的リーダーシップ(S1型)
教示的リーダーシップは、部下の成熟度が低い時に用いるスタイル!
アルバイトや新入社員などに、最適なスタイルになります。
特徴としては・・・
- 細かく具体的な指示を出す
- 進捗を管理監督する
- タスク志向が高く、人間関係志向の低いリーダーシップ
説得的リーダーシップ(S2型)
説得的リーダーシップは、部下が成熟度を高めてきた時に用いるスタイル!
入社数年目の若手社員などに、最適なスタイルになります。
特徴としては・・・
- 仕事の内容や方向性、意図などをしっかり説明する
- 疑問や質問には、しっかり答える
- タスク志向・人間関係志向ともに高いリーダーシップ
参加的リーダーシップ(S3型)
参加的リーダーシップは、部下がさらに成熟度を高めてきた時に用いるスタイル!
入社5年以上の中堅社員などに、最適なスタイルになります。
特徴としては・・・
- 仕事の問題点を話し合う
- 自分で考え、行動出来るようサポートする
- タスク志向が低く、人間関係志向の高いリーダーシップ
委任的リーダーシップ(S4型)
委任的リーダーシップは、部下が完全に自立性を高めてきた時に用いるスタイル!
マネジメント職目前のベテラン社員などに、最適なスタイルになります。
特徴としては・・・
- 仕事の細かい指示はしない
- 仕事の権限や責任を委任する
- タスク志向・人間関係志向ともに最小限のリーダーシップ
まとめ
さてさて、こんな感じで見てくると、何となくゴールと言うか目標が見えて来た気がしませんか?
「目標の達成」と「チームワーク作り」を2本の柱と考え、磨いていく
部下の成熟度に応じて、細かい指示+厳しい進捗管理から
っと、こんな感じで良さそうですね?
リーダーシップを学ぶ足がかりとしては、とりあえずPM理論とSL理論だけおさえておけば良さそう!
名前はちょっとイラッとする感じだけど、そんなに難しくないかも?(笑)