「王道」と「覇道」の違いって？組織づくりの最初に考えるべきこと

今回のテーマは、「王道」と「覇道」について！

社会人として普通に暮らしていると、どうしてもグループを預けられる事ってありますよね？

ある日突然、部門の長になってしまったり、会社のトップにならざるを得なくなったり…

正直ボクなんかも、リーダーなんてガラでもないし、責任重いし面倒くさいし、やりたくない！ってのが正直なところ（汗）

でも一旦やるとなったら、最初に心得ておくべき事があると思うんです！

それが、「王道」と「覇道」という考え方！

このページでは、組織づくりの最初に考えるべき「王道」と「覇道」の違いについて、経験者の視点から簡単にまとめました。

そもそも王道と覇道って何だ？

王道と覇道とは、孟子という中国の儒学者が唱えた思想！

簡単に言うと、国を治めるには、王道と覇道っていう全く違ったタイプの方法があるってこと。

それぞれ見ていくと…

王道とは？

王道とは、天に選ばれたリーダーが、徳に基づいた仁政をおこなうこと。

中国をはじめ古代の社会には、真のリーダーは天命によって選ばれているという思想があったんです。

だからこそリーダーは、天の眷属として人格を磨き続け、その仁徳で周り中に繁栄と幸せをもたらさなければならない！ということなんでしょうね。

覇道とは？

ではでは、これに対して覇道とはどんな感じかというと…

王道と偽って、武力や策略によって支配体制を作ること！

つまり、天の仮面を被りながら、あらゆる権謀術数を駆使して支配権を握ること。

いやはや、まさにクソですね？（笑）

まあすぐにボロが出ちゃうので、長くは続かないとされてはいるのですが。

王道と覇道の1番の違いって？

ではでは、王道と覇道の1番の違いって何でしょう？

ひとことで言っちゃえばコレ、目的の違いなんです！

天賦の才能を、社会に生かしたい！と考えるのが王道。

ただただ自分の我を叶えるため、何が何でもどんな手段を使っても、支配者になりたい！と考えるのが覇道。

さらに言っちゃえば…

与えるの？奪うの？

育てるの？刈り取るだけなの？

場を上げるの？場を下げるの？

ライトサイドなの？ダークサイドなの？

なんて感じになるかと思います！

組織づくりの最初に考えるべきこと

さてさて、こんな感じで見てくると…

会社や組織を預かる立場になったら、最初に考えるべきって意味、お分かり頂けたかな？なんて思うんです。

王道で行くのか？覇道で行くのか？

つまり、自分が預かったグループを通じて、周りにハッピーを振りまきたいのか？

それとも、我欲や利益を優先にして、周りにトラブルを撒き散らすのか？

リーダーとして目指すべきは、もちろんハッピーな王道ですよね？

「そんなの当然でしょ？」なんて声も聞こえて来そうです。

でも、人間っていうのは弱いもの！

気づいたら覇道に流れちゃってた…なんて事にならないように、もう一度しっかり確認しておくべきかな？なんて思います。

王道的なマネジメントと覇道的なマネジメント

ではでは最後に、ボクが心がけてるマネジメントについてチョットだけ。

ボクがグループをまとめようとする時、唯一心がけているのは、とにかく「笑い」で「場を上げる」こと！

じつはコレ、経営者の先輩に教わった方法なんです。

先輩曰く、人間は「快」の状態や「上がった」状態になると、細かいことが気にならなくなるんだそうです。

そうなると、多少気に食わない事があっても、合わない人が居ても、グループ全体が緩やかにまとまるんだとか。

これに対して覇道的なグループ管理は、グループ全体を何個かに分けてしまう方法を採るんだそうです。

そして、そのグループ同士を競わせたりいがみ合わせたり、いわゆる分割統治的な方法ですね。

こんな風に「下げて」気力を奪って行くような方法よりも、笑って「上げる」方が断然良いと思いませんか？

まとめ

さてさて、少し長くなったので、この辺でまとめます！