先日、友人からこんな事を聞かれました!
友達
筋トレに、ラムネが良いって本当か?
んっ?ラムネ味のプロテインじゃなくて?
ヨシ
友達
いや違う、普通のラムネ菓子!
めっちゃ良いって聞いたんだけど。
えっ?マジで…?
ヨシ
そこで、今回は!
筋トレにラムネが良いって本当?
効果とか食べる量はどんな感じ?なんてお話!
いつものように、論文などの確かなエビデンスを元に簡単にまとめました。
そもそも筋トレにラムネが良いって本当?
さてさてまずは、そもそも筋トレにラムネが良いって本当?なんてお話から。
正直言って、筋トレにラムネが良いなんて話、ボク的には初耳だったんですよね。
それで、よくよく友人の話を聞いてみたら、筋トレの時に食べると良いという話。
「えっ、でもラムネ菓子ってただの砂糖の固まりでしょ?」
「甘さでトレ中に気分悪くなりそう!」
なーんて成分を調べてみたら…
なんと、ラムネの成分って砂糖じゃなくて、90%ブドウ糖なんですね?
なるほど、これならソコまで甘くないし、素早くエネルギー補給できそう!
どうやら、筋トレにラムネが良い!って話、本当みたいですね。
※参考(外部リンク)
ラムネ|森永製菓株式会社
ラムネの効果や食べるタイミングは?
ではでは、筋トレ前後やトレ中にラムネを食べる効果は、どんな感じなんでしょうか?
コレはブドウ糖について調べれば、良さそうですね。
筋トレ前、筋トレ中、筋トレ後の3つのタイミングで見ると、ズバリ結論はこんな感じ!
- 筋トレ前に、ラムネを摂るとパフォーマンスが下がる
- 筋トレ中と直後はラムネを摂るとパフォーマンスが上がる
それぞれ見て行きましょう!
筋トレ前
2000年の論文には、トレーニング前にブドウ糖を摂るとパフォーマンスが低下するという報告があります。
日頃運動している7人の男性に、トレーニング前にブドウ糖を摂らせた場合と、何も摂らない場合の運動パフォーマンスを比べたところ、ブドウ糖を摂ったほうが明らかにパフォーマンスが下がったそうです。
運動前にブドウ糖を摂ると、血糖値が急激に上がった分、トレ中に急激に血糖値が下がってしまい、パフォーマンスが落ちてしまうようです。
※参考 論文(外部リンク)
Effects of carbohydrate ingestion before and during exercise on glucose kinetics and performance
筋トレ中
さらに、2000年の同じ実験の中で、トレーニング中に何も摂らない場合と、ブドウ糖を摂った場合の運動パフォーマンスを比べたところ…
トレーニング中にブドウ糖を摂った方が、明らかに運動パフォーマンスが向上したそうです。
どうやら筋トレ前は、ブドウ糖のような単糖類ではなく、もっと血糖値の上がりにくい多糖類や炭水化物などを摂るか。
トレ前にブドウ糖を摂るなら、トレ中も引き続きブドウ糖を摂り続ける!
そんな感じの工夫が必要なようですね。
筋トレ後
ではでは、筋トレ後についてはどうなんでしょう?
1997年の論文では、筋トレ直後~1時間以内にブドウ糖を摂取することで、筋肉の分解を抑える事ができる!という指摘があります。
うーん、これはもはや食べるしかない!という感じでしょうか?(笑)
※参考 論文(外部リンク)
Effect of glucose supplement timing on protein metabolism after resistance training
食べる量の目安はどれぐらい?
ではでは、そんなラムネですが食べる量の目安は、どれぐらいなのでしょうか?
「ラムネの摂取量の目安」なんていうのはないので、これもブドウ糖を参考に!
先ほど紹介した2つの実験では、体重1kgあたり1g~2gのブドウ糖を摂ったそうですが、それじゃあチョット摂りすぎですよね?(汗)
WHOの指針によると、ブドウ糖のような単糖類と砂糖のような二糖類を合わせて、総摂取カロリーの5%未満に抑えることを推奨しています!
これは、平均的な大人だと約25gぐらいの量になります。
- 総摂取カロリーの5%未満
- 平均的な大人だと約25g
※参考(外部リンク)
糖類の摂取量目安、従来の半分に WHOが指針案
まとめ
さてさて少し長くなりましたので、この辺でまとめます!
本当!
筋トレ時には糖類が必要!
筋トレ前は、ラムネを摂るとパフォーマンスが下がる
筋トレ中と直後はラムネを摂るとパフォーマンスが上がる
平均的な大人だと約25g
ラムネの原料は砂糖じゃなく、ブドウ糖だった!
トレ前に何も食べられなかった時、デキストリンや粉飴がない時など。
トレ中やトレ直後の栄養補給の代用にピッタリかも?