筋トレや激しい運動をしてて、急に耳鳴りがする時ってありませんか?
スクワットとかデッドリフトあたりで、重量を扱って追い込んだ時なんかとくに!
耳鳴りまで行かなくても、耳がこもったり耳が詰まったような感じになること、けっこう多いですよね。
アレって、なぜなんでしょうか?
そもそも、大丈夫なの?
って事で!
今回は、筋トレ中に耳鳴りがしたり、耳がこもったり詰まったりしたらどうする?
なんてお話を、論文などのエビデンスをもとに簡単にまとめてみましたー。
ヨシ
3分ほどで読み終わるかと思います。
どうぞ最後までお付き合いください!
筋トレ中の耳鳴りについて
耳鳴りって調べてみると、けっこう怖い事書いてありますよね?
ストレスとか自律神経とか、あとメニエール病とかでしょうか?
でも、この辺は慢性的な耳鳴りのお話!
筋トレで急に来るやつとは、ちょっと種類が違うんですよね。
ではでは、筋トレ中の急な耳鳴りの原因って、何なんでしょうか?
筋トレ中の耳鳴りの原因
じつは、筋トレ中の耳鳴りは『運動後低血圧』の症状の1つ!
負荷の激しい運動をすると、心拍数が増え、血管が膨張します。
運動をやめると、心拍数は減るのですが、血管はしばらく膨張したままになります。
すると、血圧が急に下がって、脳に血が行き渡らなくなりますよね?
その結果、脳が貧血&酸欠状態に陥って、耳鳴りやめまい、ひどい場合は吐き気や失神!なんてことになってしまうんだとか。
※参考 論文(外部リンク)
運動後低血圧症とその発生機転
筋トレ中の耳鳴りの対策
ではでは、原因が分かったところで、今度は対策について!
血圧や酸欠への対処が、メインになってくるでしょうか?
ポイントは、5つあります!
- 水分や塩分などの電解質をしっかり補給する
- 負荷の強すぎるトレーニングは行わない
- 筋トレ中に息を止めない
- インターバル時間を長めにとる
- クールダウンをする
1,水分や塩分などの電解質をしっかり補給する
水分や塩分などの電解質が不足すると、低血圧の原因になる場合があります。
トレーニング前後や、トレーニング中にも意識して摂って、耳鳴りの予防につとめましょう。
2,負荷の強すぎるトレーニングは行わない
ボディーメイク目的の筋トレの場合、重量競争ではありません!
脳貧血を起こすような強い負荷でなく、適度な負荷でトレーニングを行いましょう。
3,筋トレ中に息を止めない
筋トレ中に息を止めると、酸欠の原因になります。
プレス系の種目は息を吐きながら、ローイング系の種目は息を吸いながら動作を行いましょう。
4,インターバル時間を長めにとる
筋トレのセット間のインターバル(休憩時間)を縮めると、酸欠の原因になります。
最近主流になっている、2分~4分と長いインターバルをとるのがオススメかも?
5,クールダウンをする
筋トレが終わった後の、耳鳴りや体調不良対策には、しっかりクールダウンをすること!
そうすることで、急激な血圧の低下を防ぐことが出来ます。
※参考 論文(PDF外部ファイル)
運動後低血圧に対する水分摂取の効果
筋トレ中の耳こもりや耳詰まりの原因と対策
ではでは、次は耳鳴りまで行かないケース!
耳がこもったり、くぐもった感じに詰まって聞こえることってありますよね?
アレって何なのでしょう?
じつは、これも原因は血流の問題なんです!
スクワットやデッドリフトなど、負荷の高い筋トレをすると、血液が筋肉に優先的に流れて行きます。
すると、耳の周りの器官が貧血になり、耳管という耳と鼻を繋ぐ管が、開きやすくなります。
その結果、耳がこもったり、詰まった感じになってしまう訳です。
それで、対策についてなのですが!
耳鳴りとは根本的な原因は違いますが、血流と貧血という点では同じ。
ですので、対策は耳鳴りの時と同じ!
こんな感じで対処すれば、良いかと思います!
POINT!
- 水分や塩分などの電解質をしっかり補給する/li>
- 負荷の強すぎるトレーニングは行わない
- 筋トレ中に息を止めない
- インターバル時間を長めにとる
- クールダウンをする
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※今回のレポートは、論文などのエビデンスを元にまとめていますが、あくまで参考にとどめてください!
耳鳴りついても、耳こもりや耳詰まりについても、一時的なもので自然におさまるケースがほとんどかと思います。
長時間おさまらない場合などは、専門医などに相談することをおすすめします。
筋トレ中の耳鳴りや、耳こもり・耳詰まりは、運動による一時的な低血圧と酸欠が原因!
5つのポイントをおさえて、しっかり対策しましょう。