人には誰にも、バイブルのように何度も何度も読み込んでいる本ってありますよね?
ボクにとって、そんなバイブル本が『リーダーになる人に知っておいてほしいこと(松下幸之助:著)』
松下さんの本の中ではわりと新しいのですが、もうかれこれ何度読んだことでしょうか?
松下政経塾での名スピーチをまとめたもので、まさに金言といった感じ!
リーダーうんぬんというよりも、一人の人間としての生き方を、いつも学ばせてもらってます!
ヨシ
熱く強く…
そして穏やかな気持ちになります!
1番のポイントをネタバレ気味に
ではでは!
さっそくこの本の1番のポイントをネタバレ気味に抜き出すと…
成功するリーダーの一番の条件は、「知識」ではなく「知恵」を持つこと。
「頭を使って理解する」のではなく、「心を使って悟る」ことの出来るリーダーになること!
もっと言ってしまえば、薄っぺらい聞きかじりの知識で、ことを進めるのではなく。
数々の経験や苦労に裏打ちされた「叡智」のようなもので、ことを進めて行く!
どうせやるなら、そんな境地を目指して行こう!
そして、仕事だけでなく、社会や国家にも貢献して行こう!
💡働き方を考える
松下幸之助さんによれば#知識 と #知恵 は似てて非なるもの☝️
知識は詰め込むもので
知識と経験が混ざって
ある日、突然理解するのが知恵✅知識+経験=知恵
つまり、知識に人情の機微が
加わわると知恵になる訳ですね仕事にも人生にも
知恵の方を生かして行きたいですね😃 pic.twitter.com/LOiOGg21Zu— PT.Jepun 代表 日暮芳久(ヨシ) (@yoshi001) June 4, 2020
読了後のザックリとした感想!
この本の感想を言わせてもらうと…
まずは、とにかく分かりやすい!
人生の核心をつくような難しい話をしているはずなのに、サクサク入ってきます。
松下さん独特の穏やかで軽い語り口が、本当に心地よいんですよね。
そしてもちろん、めちゃくちゃ有益です!
経営の神様が紐解く、この世界の真理の数々。
リーダーに限らず、より良く生きよう!なんて方には、幅広く役立つのでは?
「敵さえもほめて、学ばせて頂く」とか「思い方を変えることで、自分の心を使いこなす」とか。
宗教家とか哲学者なんかより、スゴい事言ってる!なんて思うのはボクだけでしょうか?(笑)
あらすじをサクッと要約
ヨシ
ではでは!
この辺であらすじを、目次にそってサクッと要約しておきます。
成功するために知っておいてほしいこと
素直な心で衆知を集める
- 素直な心で生きることを心がけ、正しさを貫くこと
- 主観を捨て客観的に物を見て、よいことは素直に受け入れること
- 知識や小さな事にとらわれず大きく生きれば、知恵が湧いてくる
- 敵さえもほめ、長所を学ばせてもらう
自修自得で事の本質を究める
- 知識は自分から吸収することを心がけ、振り回されない。
- 成功と失敗の分かれ道は、運命をかけて成功のコツをつかむまで努力をやめないこと
- 自分の境遇を素直に受け入れ、他人も受け入れ、人間の本質を知ることからはじめよう
日に新たな生成発展の道を求める
- 自然に従い運命の流れに素直に乗って、その日その日を充実させて生きる
- 迷う時は迷いたいだけ迷うこと、ただしその間は立ち止まり、勉強し研究し続けること
- すべてのものは生かされ、不要なものなど何もない
リーダーになる人に知っておいてほしいこと
素志貫徹
- 一事を貫くことは効率的でコスパが良い。仕事に執念を持ち、初志を貫こう
- 社長は苦労・心配するのが仕事だから、思う通りにならなくても当然と割り切ってやる
- 正しい思いは必ず成就する。きわどい勝負は、成功を確実にしてからやるべき
自主自立
- 何事も基本となるのは熱意。熱意を持ち僥倖を待たず、自ら縁を求めていくこと
- 成功する人は、一言一句が相手の胸を刺す。それが自然に出ないうちは修行が足りない
- 進退きわまって、やらなければ死んでしまうぐらいの気持ちなら、大抵のことはうまくいく
万事研修
- 教訓はいたるところにある。欠点ではなく長所を見て、全てのものが尊く見えるようになる
- 掃除のような簡単な仕事でも、全身全霊を込めてやることで色々なものが生まれる
- 苦労という修行は宝!人の痛みが分かる事で、痒いところに手が届く人情の機微を知れる
- 接客の基本は、人情の機微である。人情の機微は、学ぶのではなく、自分で悟るしかない。
- 向上心も大切だが、今日の仕事も大切!人間関係もまずは、礼状などに心を込めること
先駆開拓
- やると決めたからには、自力で日本一世界一を目指す。ただし、まずは目先の一歩が一番大切
- 知識や常識も大切だか、とらわれないこと。物事を変える言い出しっぺになるのが大切
- 世の中はハッキリ分からない事がほとんど。大体そうかな?と思ったら、そこでGO!
感謝協力
- 思い方を変えることで自分の心を使いこなし、他人のことも使いこなせるように
- 部下や後輩にも学び、欠点などを指摘してもらい、自己観照でも過ちを正す姿勢が大切
- 悲しいことや嫌なことにには、いつまでもとらわれないこと
- お互いに誠実に奉仕し合い、和の精神を頭でなく心で理解する
最後に一言だけ&まとめ
うーん…やっぱり松下幸之助さんの言葉って、優しいけど刺さりますねー。
口コミや評判の内容をチェックすると、「根性論」だとか「前時代的」だとか「内容が薄い」なんて評価もあるようです。
ただ、ボク的には、深いのひとこと!
松下さんの言われている事って…
素直にどんどん知識を吸収して、経験や苦労の場数を踏む!
すると、頭でっかちじゃない、人に優しい人間に変わる。
そして、そのまま努力を積み重ね、いくつもの修羅場をくぐり抜けた頃には、天をも味方につけてカンが冴え渡る。
そこまで来たら、ようやく一人前!
人に愛され天に愛される「愛嬌のある」「運の良い」人間になれる。
…って感じで、確かにシンプルだけど、めちゃくちゃ難しいと思うんです。
ただ、そんな果てしない道でも「切磋琢磨して行こう!」
何回読んでも、いつもそんな風に思わせてくれる本!といった感じでしょうか?
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