ビジネス書の中には「社会人なら絶対読んどけ!」的な本って、何冊かありますよね?
『素直な心になるために(松下幸之助:著)』は、じつはそんな本の中の1冊!
「えっ?」
「どうして素直な心が、そんなに大切なの?」
なーんて思っちゃうかもしれませんが…
『素直な心』っていうのは、じつは松下さんの処世術の核心部分。
この自由自在な心持ちになれたら、成功や幸せなんて楽勝!
人間関係や社会全体の発展だって、想いのまま!といった感じ。
これって、スゴい事だと思いませんか?
ヨシ
読んどけ!
って言われるの分かるかも?
1番のポイントをネタバレ気味に
ではでは!
さっそくこの本の1番のポイントを、ネタバレ気味に抜き出すと・・・
素直な心というのは、水のように無邪気でとらわれのない心!
素直な心であるがままを見つめ、あるがままを受け入れ、流水のように変化・成長していけば…
争いも迷いもなく、めちゃくちゃ合理的!
しかも、曇りのない視野や広い視点までゲット出来ちゃう!
みんなで、素直な心を目指し、日々実践して行こう!
読了後のザックリとした感想!
読み終わった後の感想を言わせてもらうと・・・
いやー、松下幸之助さんって、やっぱスゴイですねー。
「経営の神様」っていうのは知ってましたが、人生の達人っていうか、もはや仙人かも?(笑)
私利私欲を削って行くと、物がクリアに見え、カンが冴えまくって天才が爆発してくる!
その辺の事は、感づいてる方も多いと思うのですが…
それを皆に広めて、文明のレベル全体をワンランク持ち上げちゃおうとしてるあたり。
考えてる事が、壮大というかタダ事じゃないというか…(汗)
(; ̄◇ ̄
あらすじをサクッと要約
友達
ではでは!
この辺であらすじを、目次にそってサクッと要約しておきます。
素直な心の意義について
素直な心になり、私心がなく曇りのない目で物事を見れば、真理や神の叡智のような聡明さに辿り着く。
そして、その迷いのない判断からは、常に強く正しい行動が生み出される。
そんな素直な心は、特別な人が特別な修行をして得るようなものではなく、じつは元々私たちに備わっているもの。
赤ちゃんの頃のような素直な心が出やすいように、日々気をつけて生きるのが大切!
素直な心の内容十カ条
- 私心にとらわれない
私心や私利私欲の奴隷にならないこと
- 耳を傾ける
自分の不完全さを自覚して、誰に対しても謙虚に耳を傾けること
- 寛容
全ての良いところだけをとらわれなく見つめ受け入れ、何物も排除しないこと
- 実相が見える
自分の見たいように物事を見るのではなく、ありのままを見つめること
- 道理を知る
広い視野で見つめ、物事の本質と道理をとらえること
- すべてに学ぶ心
何事も経験であり勉強であるとして、成長を続けること
- 融通無碍
水のように臨機応変に見方や考え方を変え、より多く対処していくこと
- 平常心
何事にもとらわれず、どんな事にも冷静沈着に対処していくこと
- 価値を知る
良いもの価値あるものを、正しく認識すること
- 広い愛の心
我にとらわれず、人間が本来備えている慈悲の心を発揮すること
素直な心の効用十カ条
- なすべきをなす
やるべきことを正しく知り、勇気をもって行動するようになる
- 思い通りになる
物事のポイントが見えてくるので、物事が思い通りになる
- こだわらない
こだわりやわだかまりが心に残らないようになる
- 日に新た
現状にとらわれずに、日々新たなものを生み出せるようになる
- 禍を転じて福となす
危機に直面しても、 チャンスに変えられるようになる
- つつしむ
自分の立場をわきまえて、常に慎むことができるようになる
- 和やかな姿
利害や感情にとらわれないので、対立や争いが起こりにくくなる
- 正邪の区別
我や私利私欲にとらわれないので、正邪の判断が正しくつくようになる
- 適材適所の実現
常識や慣習にとらわれないので、年齢や経験に関係なく 適材適所ができる
- 病気が少なくなる
くだらない悩みやストレスが減るので、病気が減る
素直な心のない場合の弊害十カ条
- 衆知が集まらない
人の言葉に耳を傾けないので、助言が集まらなくなる
- 固定停滞
現状に満足したりこだわって、進歩向上しなくなる
- 目先の利害にとらわれる
目先のほんの小さな利益にこだわってしまう
- 感情にとらわれる
感情にとらわれ振り回されて、我を忘れてしまう
- 一面のみを見る
物事の一面のみを見て、それにとらわれてしまう
- 無理が生じやすい
物事にとらわれ余裕がなくなり、無理をしてしまう
- 治安の悪化
私利私欲で心がバラバラ、しかも目の曇った者だらけなので、治安が悪化する
- 意思疎通が不十分
素直に物を言わずに、人に耳を傾けないので意思の疎通がしにくい
- 独善に陥りやすい
視野が狭く自分の考えにとらわれ、独善的になる
- 生産性が低下する
譲り合いがないので、無駄や非効率が増えてしまう
素直な心を養うための実践十カ条
- つよく願う
まずは強く願うことから始める
- 自己観照
常に自分自身を客観的に見るクセをつける
- 日々の反省
毎日寝る前、自分の行いを反省し正していく
- つねに唱えあう
つい忘れるようなことがないように、自分や周りの人と一緒に唱えあう
- 自然と親しむ
自然と親しむことを心がけ、大自然の働きに学ぶ
- 先人に学ぶ
先人がたの貴重な考えや行いに学ぶ
- 常識化する
教育のように、誰しも素直な心を養うべきという常識にする
- 忘れないための工夫
意識が薄れないように、四六時中素直な心が働くように工夫をこらす
- 体験発表
素直な心の実践体験や内容を、発表し合い研究し合う
- グループとして
素直な心を実践する仲間を作り、協力し合っていく
素直な心になることを願いつつ
素直な心は、政治家や組織の長などのリーダーこそ、第一に実践していくべき。
お互いに、素直な心になりましょう。
素直な心はお互いを強く正しく聡明にいたします。
そしてよき社会を作り自他ともの幸せを生み高めていくのです。
最後に一言だけ&まとめ
うーん、深いですねー。
口コミや評判の内容をチェックしても、悪い評価はほとんどありません!(驚)
松下さんのおっしゃられてる素直な心って、追い求めてゲットするものなんかじゃなく、元々ボクらの中にあるもの!
小賢しさや私利私欲を捨てて、頑固さを取り除いて行けば、誰にでも美しく輝く無邪気で素直な心が出てくるって事なんですよね?
今まで得た知識や問題処理能力は、バリバリの大人のままで、子供のような無邪気な心で生きて行きたいなー。
本気でそんな風に思える本でした!
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