起業や独立を計画し始めると、目の前にさまざまな障害が発生します。
もちろん、資金やビジネスモデル自体の問題などもあります。
でも!
計画段階でけっこう面倒なのが、じつは家族や友人などの周囲の反対!
起業時は、普通に会社の仕事をこなしながら、様々な計画や準備を進める訳ですよね?
精神的にも体力的にも、キャパはすでに一杯一杯!
その状態で、それこそ周り中から「あーじゃねー」「こーじゃねー」と反対されると、相当精神力を持っていかれます。
そこでそんな時、一体どうやって周囲の反対をさばくの?
なーんて事を、経験者の視点から、まとめてみましたー。
ヨシ
4分ほどで読み終わると思います。
ぜひ最後までお付き合いください!
基本は、他人に起業の相談をしない
まず、何よりも大切なのが、起業や独立の相談は、基本他人にしないこと!
理由は2つあります。
1つ目の理由は、誰かに相談しても、ほぼ100%反対されるから。
人間はふつう、無意識に『安定』した環境を良しとするもの。
だって、もし自分でも!
起業するなら、安定したビジネスと不安定なビジネスだったら、安定した方を採りたいですよね?
周りに相談しても、普通の事を普通に言われるだけ!
「リスクがデカいよ!今の仕事の方が安定してるじゃん。」って感じ?
2つ目の理由は、自分の人生の責任を取れるのは、自分だけだから!
仮に、『誰か』にリスキーだと反対されて、起業を思いとどまり、今の会社に残ったとします。
それで、万一その会社が潰れても、その『誰か』は責任取ってくれないですよね?
そう!
自分の人生の責任を取れるのは、絶対的に自分だけです。
起業や独立のような大切な決断こそ、しっかり自分で決めるべき。
正直、時間の無駄なので、やっぱり他人には相談しない方が良いかと思います。
先輩や友人が起業に反対してくる場合
さてさて、基本は他人に相談しない方が良いのですが、もう相談してしまってる場合、ちょっとだけ面倒くさい事になります。
例えば、先輩や友人に相談してしまった場合。
もちろん、会うたびに普通に反対されますし、知らないところで話が広がってしまうケースもあります。
そして、最悪の場合、相談した覚えもないし、今までそんなに関わりのない先輩や知人達まで、口を挟んで来るようなケースにも・・・。
そんな時は、どうするか?
爽やかに無視しましょう!
「起業は止めた方が良いんじゃない?」っと言われたら。
「ですよね?」とか「だよね?」とか、対立しないで一時的にやり過ごすのが得策です!
特にお酒の席などでは、余計なトラブルにつながる可能性があるので、ただただやり過ごすのがベスト!
起業の話で対立して、友達と険悪な仲になってしまった!なんて話も良く聞きます。
余計な対立さえ避けておけば、成功しようが失敗しようが後で必ず一緒に笑えますので。
彼氏や彼女が起業に反対してくる場合
彼氏や彼女の場合は、さすがに一切何も言わないという訳には行きませんよね?
それでもやっぱり、基本は友人などのケースと同じ!
口を出してくることはあっても、責任は取ってくれません。
そこで!
『起業しようと思ってるよ!』ぐらいに、サラッと触れる程度で良いかと思います。
「忙しくなる」「会えなくなる」「距離が離れる」という感じになると、思わぬこじれ方をするケースもあるかと思います。
そんな時は、「時間は必ず作るから」と、しっかり『愛情』を伝えてあげることが大切ですね。
家族が起業に反対してくる場合
家族に起業を反対された場合は、今までとちょっと様子が変わって来ます。
まずは、親のケースから見ていきましょう!
親が起業に反対してくる場合
基本は、親でも子供の人生の責任は取れませんので、『相談』せずに『報告』で良いとは思います。
ただし、親って、誰よりも自分を心配してくれる存在ですよね?
変な心労をかけてはいけないので、『起業したよ!』という事後報告ではなく『起業することにしたよ!』という感じの報告で良いかと思います。
もちろん、親も『安定』を良しとするので、ほぼ100%反対されるでしょう。
ただ、基本的には「あなたの思う通りにさせてあげたい!」という思いが強いはず。
- 決心が固い事
- 両親の子供に生まれた事を誇りに思ってる事
- せっかく二人にもらった人生を、より社会に役立つ仕事に使いたい事
- 上手く行かなくても良いからトライしたい
この辺の事を、しっかり伝えてあげれば、心配しながらも応援してくれるはずです。
夫(旦那さん)が起業に反対してくる場合
反対しているのが配偶者の場合は、『報告』という訳には行きません。
なぜなら、何かあった場合、一緒に責任を取らなければならないから!
しっかり事前に話し、『説得』しなければなりません。
仮に夫(旦那さん)に話した場合、当然ながら、友達以上・親以上に反対される事になるでしょう。
夫だって、当然『安定』を良しとしますし、訳の分からない事で責任を負わされるのは、まっぴらだからです。
こんな時の『説得』のポイントは・・・
- 起業しても、妻として母として主婦としての仕事を怠らない事
- 失敗しても、借金を残さない事
この2点をしっかり伝えると、旦那さんの場合、お金を稼ぐチカラがあるせいか、案外サクッと『説得』出来る事が多いようです。
妻(奥さん)が起業に反対してくる場合
一番シビアなのが、妻(奥さん)が反対して来る場合!
女性は、普通結婚すると、キャリアの第一線を退きます。
子供が小さければ、働けても1日数時間のパート的な仕事のみ。
お金を稼ぐチカラが無いので、『安定』に対するアンテナが、かなりシビアになっています。
その辺を安心させてあげるのが、『説得』のポイントになるでしょうか?
- 日々の生活費は欠かさず稼ぐこと
- 妻子の将来に迷惑をかけないこと
- 成功する確率が高いこと
- 失敗しても、借金を残さないこと
奥さんを『説得』するのが、きっと一番難しいと思います。
この辺は、『嫁ブロック』なんて言葉にも、表れてますよね?(笑)
計画性やら緻密さ、さらに熱意も大切になって来ますので、根負けしないように頑張ってください!
起業経験者が反対した場合
さてさて、ここまで他人に起業の『相談』はしない方が良い!
『報告』するか『説得』するかだ!なんて話をして来ました。
でも、1つだけ例外があります。
それは、周りに起業家や起業経験者が居た場合!
そんな時は、自分の事業計画をまとめて、ガッツリ『相談』にのってもらうと良いかと思います。
例えば、子育ての悩みを聞きたい時は、皆さん誰に『相談』しますか?
もちろん、子育ての経験のある人ですよね?
起業だって全く同じで、先輩やら友人やら親に相談しても分かりません!
餅は餅屋!って事で・・・
経験のある人に見てもらって「おっ、良いねー。コレ、面白いよ!」っと賛成してもらえばマル!
「うーん、これはヤバいね。止めた方が良いかも?」っと反対されたら、それは方向性や予測が間違っているから!
相談しながら何度も計画を見直すと、精度や確率が上がるかと思います。
まとめ
さてさて、少し長くなりましたので、この辺でまとめます!
反対されるだけなので、基本は起業の相談はしない
対立しないで一時的にやり過ごす
しっかり愛情を伝える
道徳的な熱意を伝える
起業しても、妻として母として主婦としての仕事を怠らない事を伝える
お金の迷惑をかけない事を伝える
事業計画を添削してもらって、精度を高める
基本、経験者以外には『相談』しないこと!
そして、周囲と対立しないこと!
簡単に『報告』するか、迷惑をかけないと上手に『説得』するのがベストかも?